自分の才能を信じる

日本という国は、あくまで真ん中が一番良いということを未だに教えているような気がします。私は現在40代のオヤジ世代なのですが、我々が学生をしていた頃は今の様なのんびりした環境ではありませんでした。

競争社会で誰が一番になるか。そればかりが気になっていたような気がします。そのため、勉強できる人間と全く勉強できない落ちこぼれの2極化が進んでいたような気がします。

そのことを反省したのかその後、ゆとり教育というのが出てしまいました。これが本当に最悪の教育だったと思います。多くの人達がこのゆとり教育を批判しています。人間ある程度のゆとりは必要ですが、それは教育ではなく、自然と身につけるものです。ゆとり教育というのは怠け者を作るだけだったのではないでしょうか。

教育には正解は無いと思います。そのため、10年前の教育が正しいと思ったものが結果的に最悪の教育だったということはよくあることです。

日本の教育というのは実は子供達を実験台に、その子供達が大人になったときにどのような教育をさせれば良いのかを、フィードバックさせる為のもののようです。

そのため、世代毎にまじめに教育を受けた人ほどその影響を受けてしまうという結果が現れるのです。ある意味アウトローだった生徒ほど社会に出てから成功するということも分からないでもないような気がします。

勉強が出来なくても才能のある子供は沢山います。そのような子供達をどれだけ延ばしてあげられるかというのが、実はその国を発展させる秘訣なのかもしれません。

そのため、大した能力ではないと思っていても、その能力を摘まずに伸ばしてあげるのが本当の教育のような気がします。