有機栽培野菜の健康リスク

今多くの人が食の健康について考えていると思います。これは社会が成熟してきた証拠とも言えるのではないでしょうか。貧しい国であれば食べられるものであれば何でも言い渡韓が得るものです。しかし、裕福になってくると少しでも美味しいものを食べたい。そしてもっと裕福になってくると健康を求めた食生活を送りたくなるのです。

日本人の多くが裕福になりました。その結果、無農薬で有機栽培をされた野菜などを買う人が多くなってきました。中国などでは富裕層といわれれる人達は中国産の農産物や海産物などの食材は絶対に購入しないといわれています。そのほとんどを日本の食材でまかなうという現象が起きているといわれています。

しかし、実際に日本の有機栽培された野菜というものが本当に安全なのか。この事について色々と述べている人がいるようです。その中で私が気になった意見というのがあります。それが有機栽培に用いる肥料についてです。

普通、野菜を育てるときにはすぐに大きくなるように化学肥料を大量に使うという方法をとられてきました。リンや窒素などを大量に畑にまく農法です。それとは逆に家畜の糞を肥料にして育てるのが有機農法です。

どちらが健康な土かと問われれば100人中100人が後者を選択するのではないでしょうか。しかし、実際にはどちらも健康を害するリスクがあるのです。家畜の糞の中には実は抗生物質ホルモン剤、飼料に含まれる遺伝子組み換えをした大豆などの穀物などが含まれている可能性が高いのです。

家畜の餌も完全にオーガニックであれば問題ないでしょうが、そのような家畜は今の日本においてまずいないでしょう。それを考えると有機栽培をしているからと言って安全な食材だとは言い切れないのです。

もちろん、そのような野菜を食べたからといってすぐに体に変調を来すことは先ずあり得ません。しかし、有機栽培をした野菜をありがたいと崇める必要も実はないということです。