日本車の真の実力はリッターカーにあり

日本車の中でも優れているのがリッターカークラスではないだろう
か。といっても1000ccから2000ccクラスの車である。昔はトヨタ
カローラなどが世界的に見ても優れている自動車だったと思う。

今ではプリウスにその位置は奪われたが、それでも人気は健在であ
る。でも、実はこれらの大衆車よりも一回り小さいリッターカーと
いうのは燃費の点においても世界一レベルなのだ。

トヨタのビッツや、マツダデミオ、スズキのスイフトなどはどれ
を見てもリッターあたり25キロ以上の高燃費を確立している。軽自
動車の場合、自重が軽いことから燃費が良いように思われるが、エ
ンジンが無理をするためにアクセルの踏みこみが大きくなり実際に
はかなり燃費が悪くなってしまう。

その点、リッターカーの場合はトルクが太くなるために出だしのア
クセルの踏み込みが少くて済み、かなり高燃費が期待できる。

しかし、このリッターカークラスの車は燃費の良さだけではない。
実はライトウェイトスポーツカーとしても人気があるのである。車
体の大きさが軽自動車とほぼ変わらないために取り回しがよく、狭
いサーキット上でも小気味のイイ動きを見せてくれる。

トヨタのビッツも高燃費を売りにしているが、実はライトウェイト
スポーツにおいては燃費よりも性能の良さを売りにしている。新型
のビッツはフロントマスクも精悍なものになり、見ているだけでい
い走りをしてくれそうな雰囲気だ。

一度、このクラスの車をとことんいじってレースに出てみたい。