貯水槽が屋外にある恐怖

日本という国は平和過ぎるくらい平和な国です。その恩恵を受けて
いる日本の国民は自分が天国にいるということに気づいていない人
が多くいます。

しかし、この天国は一転して地獄になることがあるのです。平和に
なると防犯を疎かにしてしまいがちです。昔の日本の農村部は鍵を
かけるという習慣がなかったようです。

私も子供の頃、田舎に行くと誰も居ないのに玄関も窓も開けっ放し
という風景が普通にありました。今の子供達は家に帰ってくるとす
ぐに鍵を占めるというのが普通になっています。

特に都心部のマンション等に暮らしている人たちの防犯対策は驚く
ことがあります。しかし、水道というライフラインの防犯対策はそ
れ程取られていないようです。

以前、兵庫県宝塚市で貯水槽の中で少年たちが遊んでいたという
ことがニュースになりました。そのことを今日のヤフーニュースで
見て改めて日本の危機管理はなっていないということを実感しまし
た。

水道水は蛇口をひねると出てくるのが当たり前です。そしてその水
を料理や飲料水として口にすることは誰も否定しないでしょう。し
かし、その管理が杜撰だった場合、毒が混入されたとしても誰も気
づかないのです。

定期的に水質検査はするでしょうが、毎日数回行うということはあ
りません。そのため、検査するまでの間に大量の毒を貯水槽に混入
されたらと考えるととても水道水を利用する気に慣れません。

生命に直接関係する設備が簡単に侵入できるという状況を今後は改
めていく必要があるのではないでしょうか。